私がナースを続ける理由 第2話

誰の心の中にも、ずっと大切にしたいストーリーがあります。今の自分を支える
ストーリーをご紹介します。

私を支える1通の手紙

看護師になって2年目、やっと私を受け入れてくれるようになった患者さんの入浴介助の際、ちょっとしたことからその患者さんが転倒してしまいました。幸い大事には至りませんでしたが、頭の中が真っ白になり、ただただ頭を下げることしかできません。「もう私を受け入れてもらえない…」。うなだれる私を、その患者さんは「私が悪かったの。看護師さんは悪くないの。」とかばってくれたのです。思いがけない言葉に、涙が溢れて止まりませんでした。退院の日、その患者さんからいただいた手紙は私の一生の宝物になりました。“看護師としてはまだ新人かもしれないけど、私を思ってくれる気持ちは誰にも負けていない。あなたの一生懸命さが本当に嬉しかった”と。今でも辛いことがあると、暖かい言葉で埋め尽くされたその手紙を読み返します。そうすると、「明日も頑張ろう」と心から思えるのです。

私がナースを続ける理由