私がナースを続ける理由 第4話

誰の心の中にも、ずっと大切にしたいストーリーがあります。今の自分を支える
ストーリーをご紹介します。

ドクターの評価は教育担当者の“通信簿”

手術室看護師を数年経験し、今は教育担当として後任の指導にあたっています。看護職はすべてそうですが、特に手術室は判断力が重要な職場。状況を細かく観察し、瞬時に的確な判断を下すスキルが求められます。大学病院は症例の幅が広いので覚えることも多く、慣れるまでは大変です。自分も苦労したからこそ、新人看護師の一喜一憂は手に取るようにわかるんです。ある日の手術で新人看護師がミスをしてしまったときのこと。「ちゃんと教えたの?」とドクターが注意したのは本人ではなく私。別の日、同じドクターに再度の注意を受け、ドキドキで迎えた3回目。2度あることは3度ある―緊張で固まっていた新人看護師本人と私に向けられた言葉は、「今日はよくできたじゃない」。サポートした新人が叱られれば自分も落ち込むし、褒められれば自分も嬉しい。新人看護師と一緒に自分も成長を続けられるこのポジションに、大きなやりがいを感じています。

私がナースを続ける理由